ナゼ太郎の部屋
マスコットのナゼ太郎がSUMITAの裏の裏まで徹底取材
ナゼ太郎博士の光学ガラス入門講座
第7回 非球面レンズ 〜問題解決編〜
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マトちゃん博士、今回は非球面レンズの問題解決編だよ!
早く教えて! -
ナゼ太郎前回、ガラスの熔ける温度が高いせいで、金型がすぐにボロボロになってしまうのが問題点だと話したよね。
どこを解決すれば、一番良いと思う? -
マトちゃんうーん。難しいなぁ。
一番手軽なのは、ガラスの熔ける温度が低くなればいいんじゃないかな?
って思うけど、それは違うよね。 -
ナゼ太郎それが大正解だよ!
低い温度で熔けるガラスができれば、金型がすぐボロボロになることはないし、安い材料で金型を作ることができるし、金型をつくるのもカンタンになるんだ。 -
マトちゃんやったー! 大正解!
これがクリアされれば、非球面レンズは完璧だね!
でも、低い温度で熔けるガラスなんて、そうカンタンに作れるの? -
ナゼ太郎
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マトちゃん世界中で? すごいなぁ。
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ナゼ太郎だろう?
もちろんSUMITAでも開発をすすめていたんだけど、世界に先駆けて、とうとうできたんだ。 -
マトちゃんすごーい!
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ナゼ太郎375℃で熔ける「ヴィドロン」ってガラスだよ。
これは2001年に発表したんだけど、翌年の2002年には、
さらに低い325℃で熔けるガラス「スーパーヴィドロン」を発表したんだ。 -
マトちゃんこれで非球面レンズの問題解決だね!
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ナゼ太郎そうなんだ。
ついでに大量生産できる装置も開発して、今、SUMITAの非球面レンズは、世界中のカメラに数多く使われているんだよ。 -
マトちゃんもしかして、ボクのカメラにも住田光学ガラスのレンズが入っているのかな?
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ナゼ太郎うん。入っているかもしれないね。その確率はかなり高いよ。
カメラ付き携帯電話のレンズにも使われているから、
マトちゃんの身近なところに住田光学ガラスの製品は意外とあると思うよ。 -
マトちゃんわー。今度探してみよう!
博士、楽しい講座をありがとう!